「第3回看取り講座」を開催しました│沖縄県那覇市

皆さんこんにちは!

5月に開催された二回講座(看取り講座)が現場から「とても良い学びになった」と大好評だったため、第三回講座ではACP(アドバンス・ケア・プランニング)を親しみやすいゲーム「もしバナ」で、ケア提供者の価値観などを共有することを目的に開催しました。

 

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)とは、もしものとき、あなたが望む医療やケアを事前に考え、家族や医療・介護関係者と共有しておくことです。

たとえば、
* 「病気になったらどこで療養したいか」
* 「延命治療を望むか」
* 「人生の締めくくりをどのように迎えたいか」

などを話し合っておくことで、万が一、自分で意思表示ができなくなった場合でも、あなたの意思を尊重した医療やケアを受けることができます。

 

講座には29名が参加し(うち利用者様3名)、前回を上回る参加者数でした。

「第3回看取り講座」を開催しました│沖縄県那覇市 ウェルケア沖縄

 

もしバナゲームとは

もし、重病や死の間際に直面した時に「どのようにケアして欲しいか」、「誰にそばにいて欲しいか」、そして「自分にとって何が大事か」などを気づけるためのゲームです。
※もしバナゲームの詳細はこちら
↓ https://www.i-acp.org/game.html

 

カードを使った「もしバナ」ゲーム(4名1組のグループを作成)では、利用者の方も交えて行い、振り返りで様々な意見交換ができる有意義な時間となりました。また、他の参加者からも様々な意見を聞けて良かったと思います。

「第3回看取り講座」を開催しました│沖縄県那覇市 ウェルケア沖縄

「第3回看取り講座」を開催しました│沖縄県那覇市 ウェルケア沖縄

 

【参加者の意見】
「もしバナカードを通じて自分や他者の価値観が視覚化でき、自分自身についても新たに知ることができて良かったです。」

「価値観についての理解が広がりました。その人自身のあり方や生き方、考え方、気持ちや価値観をしっかり尊重し、これを意識しながら仕事をしたいと思います。」

「本人や家族の価値観を汲み取り、それをプランに反映させていきたいです。」

「現場職員と共有し、今後の看取りケアに活かしたいと思います。」

「どのように看取ってほしいのか、職業や年齢、性別によって様々な考えがあることが分かりました。介護職として多様な人々の看取りの価値観を理解し、今後に活用していきたいです。」

「第3回看取り講座」を開催しました│沖縄県那覇市 ウェルケア沖縄

「もしバナゲーム」を通して、ACPがより身近なものになり、参加者それぞれが、それぞれの立場で、人生の最終段階におけるケアについて考える貴重な機会になったのではないでしょうか。今後も、このような取り組みを通して、地域全体の看取りケアの質の向上に貢献できれば幸いです。

ご協力いただいた沖縄県立看護大学がん看護専門看護師源河朝治様、ありがとうございました。