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夏の糖尿病管理における注意点と対策②~糖質の量やGI値、食物繊維の摂取量に気を付けましょう~

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血糖値の急激な上昇を抑える食事の選択と調整

 

夏は美味しいフルーツやアイスクリーム、冷たい飲み物がたくさんありますが、糖尿病患者にとっては血糖値の上昇のリスクがあります。

 

具体的にどのような食事の選択と調整が必要でしょうか?

 

夏の誘惑に負けずに糖尿病の管理をしっかりと行うためには、食事の選択と調整が重要です。

特に果物を摂取する際には、糖質の量を把握し、適切な分量を摂るように心がけましょう。

夏の糖尿病管理 低GI食品|那覇市の内科で糖尿病のご相談なら小禄セントラルクリニック

果物は栄養価が高く、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいますが、同時に糖分も多く含んでいます。

血糖値の急激な上昇を避けるためには、果物の糖質の量を考慮する必要があります。

一般的に、低GI*1(グリセミックインデックス)の果物や食品を選ぶことが推奨されます。

低GIの食品は血糖値の上昇を緩やかにし、血糖コントロールをサポートします。

夏の糖尿病管理 低GI食品|那覇市の内科で糖尿病のご相談なら小禄セントラルクリニック
画像引用:大塚製薬 食事と血糖値の上昇

 

また、食物繊維も重要な要素です。

食物繊維は消化吸収を遅らせ、血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。

野菜や全粒穀物など、食物繊維が豊富な食品を積極的に摂取することが大切です。

これによって血糖値の急激な上昇を防ぎ、安定した血糖コントロールを促すことができます。

夏の糖尿病管理 低GI食品|那覇市の内科で糖尿病のご相談なら小禄セントラルクリニック

 

糖尿病患者の場合、食事の選択においては糖質の量やGI値、食物繊維の摂取量などを考慮しながら、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。

医師や栄養士のアドバイスを受けながら、自身の血糖値への反応を観察しながら食事を調整することがおすすめです。

 

GI値は低・中・高と3つに構成され数値で分類されています。低GI食品とは、一般的にGI値が55以下の食品を指します。

低GI(55以下) 中GI(56~69) 高GI(70以上)
穀類 穀類 低GI(55以下) 穀類 中GI(56~69) 穀類 高GI(70以上)
果物 果物 低GI(55以下) 果物 中GI(56~69) 果物 高GI(70以上)
野菜 野菜 低GI(55以下) 野菜 中GI(56~69) 野菜 高GI(70以上)
乳製品 乳製品 低GI(55以下) 乳製品 中GI(56~69) 乳製品 高GI(70以上)

《低GI食選びのポイント》

・ポイント1  デンプン質の低い野菜を選ぶ
・ポイント2  食物繊維が豊富なものを選ぶ
・ポイント3  穀物は精製されていないものを選ぶ

引用:山梨厚生連

 

*1 GI値とは、食後血糖値の上昇を示す指標です。これは、グリセミック指数(glycemic index)の略称です。GI値が70以上の食品を高GI食品、GI値56~69を中GI食品、GI値55以下を低GI食品と分類しています。

夏の糖尿病管理 低GI食品|那覇市の内科で糖尿病のご相談なら小禄セントラルクリニック

気になる症状のある方は、小禄セントラルクリニックまでいつでもお気軽にご相談ください。