内分泌代謝内科は一般の人には聞きなれない診療科と思われます。

ホルモンをならば聞きなじみがあるでしょう。内分泌代謝作用を示す物質がホルモンであり、多種多様なホルモンが私たちの体の中にはあります。これにより上手く調和して全身の臓器に作用し生命の正常な機能維持と正常な代謝機能を維持させています。

ホルモンを作って分泌する臓器を内分泌臓器と呼び、脳視床下部、脳下垂体、甲状腺、副甲状腺、膵臓、副腎、卵巣、精巣、心臓、肝臓、腎臓、など全身に及びます。

内分泌代謝疾患は、内分泌臓器障害からホルモン分泌が増えすぎたり少なすぎたりという状態か、 ホルモンが作用する対象臓器での異常により、ホルモン作用の異常が起こった状態です。

糖尿病や貧血や橋本病のような有名な疾患もあれば、低身長症、末端肥大症、乳汁漏出症、バセドウ病のように聞き慣れないだろう疾患もあります。心不全、骨粗鬆症、肥満症、無月経、不妊、貧血、電解質異常などは内分泌代謝疾患が原因のことも多々あります。

当院には内分泌代謝を専門とする常勤医師がおります。お気軽に受診下さい。

疾患の性質上、検査・診断・治療には日数を要することが多い点はご承知おき下さい。