ドクターあいさつ

ご挨拶

ご挨拶

小渡貴司

皆さま、はじめまして。この度、那覇セントラルクリニックの院長に就任いたします小渡 貴司と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

私は2010年に宮崎大学医学部を卒業した後、那覇市立病院にて2年間初期研修として研修を行いました。その後、脳神経内科に進みまして、東京にあります国立精神・神経医療研究センターや静岡てんかん神経医療センター、また湘南藤沢徳洲会病院などで研鑽を積みました。そしてこの2025年4月より故郷である沖縄の那覇にて、地域の方に安心した医療を提供したいという思いで戻って参りました。

脳神経内科という科はなかなか聞き慣れない領域かと思いますが、実は我々の日常生活に非常に関係の深い領域であります。

例えば、「物忘れが多くなった」「手足がしびれるようになった」「なんとなく動きが遅くなって転ぶようになった」「力が入りにくくなった」など、最初はどこの科を受診したらよいのかわからないという領域におきまして、しばしば脳神経内科が関わっていることが多くございます。また脳梗塞や脳出血といった領域も脳神経内科の専門領域となります。

さらに疾患におきましても、アルツハイマー型認知症やパーキンソン症候群、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症といった難病も多く取り扱う領域になります。

そういったお話を伺いますと、「脳神経内科は治らない病気なんじゃないか」「治療をしてもしなくても変わらないんじゃないか」などと思われる方もいらっしゃるかと思います。しかし全くそういったことはございません。確かに根治という意味では、現在の医療では治療薬がないものも少なくはありません。しかし、そういった方におきましても適切なケアを行うことにより、肺炎や尿路感染症などの感染症のリスク軽減、関節拘縮の予防や疼痛の管理、また介護されているご家族への負担の軽減など、多くの点で介入できる点がございます。

2025年は団塊の世代の方々が皆さん後期高齢者になると言われており、脳神経内科は患者様ならびにご家族にとって非常に関心の高い領域になってくるかと思います。そういった中で地域の皆様に信頼され、安心できるクリニックになれるようにスタッフ一丸となって目指していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。