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患者様に役立つ情報を発信。
沖縄県医師会より医師会報への原稿を紹介します|【緑陰随筆】の寄稿依頼より
こんにちは!院長の宮城です。
先日、県医師会より【緑陰随筆】の寄稿依頼がありましたので、クリニックを身近に感じてもらいたいという気持ちで、ブログにも掲載します。 |
大切にしている時間
日々の忙しい診療の中で大切にしている時間があります。
それは、創作物の鑑賞です。
絵画、ミュージカル、映画、音楽など創作物に触れることで、心のリフレッシュを図っています。
特に絵画は、色彩や構図の美しさに心を奪われ、時には診療に役立つインスピレーションを得ることもあります。例えば、絵画の中の人物の表情や背景の細部に注目することで、患者さんとのコミュニケーションのヒントを得ています。
ミュージカルや映画や音楽も、私にとって重要なリラクゼーションの手段です。
映画は、異なる文化や価値観に触れる機会を与えてくれ、視野と情感を広げる助けとなります。音楽は、感情を豊かにし、診療の合間に短い休息を取る際にも役立ちます。趣味は医師としての活動にもプラスの影響を与えていると感じます。多忙な診療の中で、創作物に触れる時間は、私自身のバランスを保ち、より良い医療を提供するためのエネルギー源です。
劇団四季キャッツ舞台 後部座席からの光景(名古屋四季劇場)
患者さんにとって安心できる場所であり続けること
以下は、当院の自己紹介です。ご笑覧下さい。
当院は神経内科専門医が二人、消化器内科専門医が1人、在宅医療の専門医師が1人おり幅広い内科領域に対応しています。
私たちのクリニックは、患者さんにとって安心できる場所であり続けることを目指しています。
そのためには、スタッフ全員が一丸となって、日々の診療にあたることが重要です。医療の進歩は日々進んでいますが、最も大切なのは患者さんとの信頼関係です。
医療財政が厳しくなる昨今、日本全国で効率化による診療時間短縮は生き残れる医療機関としての必要条件となっています。質と量の担保は容易いことではありません。患者様との信頼関係を築き、診療体制を維持するためにスタッフ全員で成長していく所存です。
私個人は神経内科専門医、頭痛専門医、総合内科専門医、脳波分野専門医、筋電図分野専門医で具体的な診療の一部を下記にお示しします。全ての神経内科専門医がそうであるように、認知症も専門家として診療しています。
①頭痛診療
頭痛は多くの方が経験する一般的な症状でありながら、その原因や種類は多岐にわたります。片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、二次性頭痛、等々、各々に適した治療法を見極め、個別の治療計画を立てます。適宜、生活習慣の見直しやストレス管理にも言及します。片頭痛患者様への新規治療薬を専門的に使用しており、クリニックでは1年間で1か月分ほど元気に活動できる日数を増やせた患者様の笑顔が増加中です。
②専門医としてのてんかん診療
てんかんは、多様な発作型やその原因があるため、診断と治療は時に複雑です。脳神経の疾患であり各種神経疾患と密接に関わります。診療では薬物療法、デバイス管理、具体的なてんかんと仕事・生活への助言、適宜の生活指導を行っています。てんかんは過剰診断も見逃しも発生しがちです。当院は脳波専門医が判読し複数神経内科専門医が診療に関ることで診療の質を担保するよう工夫しております。
また、NCSEやPNESでお困りの医療機関は多いでしょう。当院は新築移転を控えており最新の脳波検査室も持ちますのでご期待下さい
③神経難病の診療
経難病診療は画一的な対応では診療が行き詰ります。パーキンソン病を例に挙げると、運動機能の低下に加えて進行性で多様な非運動症状も加わり本質的な全身管理を要し、治療は薬物療法に加えリハビリテーションも肝要。デバイスを用いた治療など新規治療薬も日進月歩。患者様と療護者様の療養環境調整も大切。当院は最新の治療を提供できるよう努め、社会福祉資源活用の案内に加え在宅診療まで可能です。数年前からバイオ製剤が新時代を彩る中、「治る」神経難病も増えています。パーキンソン症候群を含む神経難病の患者様・療護者様に過大な負担を与えていませんか?ご相談をご検討下さいませ。
④痺れの診療
神経伝導速度検査やMRIを用い原因を特定し適切な治療を行います。県内に稀少な筋電図専門医がおり神経伝導速度検査や針筋電図検査の質の担保に努め、痺れ診療にあたっています。外来診療においては、患者さんとの対話やAI問診活用を通じて痺れ症状の解析に活用しています。痺れ難民がInternational SOSを通じた紹介も頂いており、外国人の患者様にも喜んで頂いています。